法律時報97巻1号（2025年1月）の特集「デジタルプラットフォーム時代の国家管轄権」に、メンバーの以下の研究成果が公表されました。デジタルプラットフォームの越境性に対応すべく、国際法、抵触法、行政法、競争法、刑訴法から国家管轄権上の問題を検討したものです。

加藤紫帆「立法管轄権を巡る議論における抵触法的観点の意義」　
横溝　大「各国規制の抵触とその調整——個人データ保護規制を題材として」
原田大樹「行政法学からみた立法管轄権論」
川島富士雄「公法規制の域外適用による管轄権競合に対する対処方法の発展過程——デジタルプラットフォーム事業者規制における問題状況への１つの視座」　
渕　圭吾「国際法に違反するかもしれない規律管轄権行使の功罪——米国の外国口座税務コンプライアンス法（FATCA）のカナダ法へのインパクトを素材とした若干の考察」
竹内真理「国際法からみた執行管轄権の現代的課題」
成瀬　剛「デジタルプラットフォームと国際犯罪捜査——電磁的記録提供命令の導入を見据えて」